三王来朝祝日(顕現節) ![]() 年が明けて、しばらくすると 家いえの玄関のあたりにチョークで暗号めいたアルファベットが 書き付けてあるのに気がつきます。 これは、1月6日の三王来朝祝日Dreikoenigsfest、 (州により祝日、デュッセルドルフは平日) おさなごイエスのもとに東方の3人の博士が訪れたことにちなんで 子供たちが家々を回って歌を歌い、 Kasper,Melchior, Balthasarという3王の頭文字と その年の年号をローマ式に書いて 1年の祝福を約束するのだそうです。 現場を見たことがありませんが、 この文字はあえて消したりしないので、 毎年、書きつけが増えていくみたいです。 近所のパン屋さんでは 年が明けると、「新年パンNeujahrbrotchen(?)」というのをしばらく売っていました。 4つの部分に分けられる形をしていて、 どれかにクルミのかけらが入っています。 多分、4人で分けて食べて、クルミの入っていた人が「当たり」なんだと思います。 ![]() |
ヘクセンハウス ![]() ヘクセンハウスHexenhaus、魔女の家。 ヘンゼルとグレーテルが森の中でたどり着いた、お菓子の家。 クリスマスシーズンになると、 デュッセルドルフの劇場では 大人向けのオペラの合間を縫って 子供向けのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」が上演され、 子供にとってはじめてのオペラを鑑賞するべく、家族で劇場を訪れます。 一方、大きなパン屋さんでは レープクーヘン(代表的なクリスマス菓子)の生地で作ったお菓子の家を 買うことができます。 小さな、ヘンゼルとグレーテルのフィギュアがついています。 キットを買って、自分で組み立てることもできます。 ヘクセンハウスを一度買ってみましたが、 子供たちには「おいしくない」と言って不評でした。 生地が相当堅かったです。 ![]() |
アドヴェンツカレンダー ![]() クリスマス前の約4週間が待降節=アドヴェントで 11月末から始まりますが アドヴェンツカレンダーには12月1日から24日までの小窓が用意されています。 いまさら説明するまでもない クリスマスを演出する小物、アドヴェンツカレンダーは クリスマスの様子を描いた絵に、1から24までの数字があって その数字を破ると裏の小部屋に小さなチョコレートが入っています。 普通のカレンダーのように順序良く数字が並んでいるものもあれば ばらばらに数字を配して、ゲーム性を高めているものもあり、 雑誌の付録のアドヴェンツカレンダーのようにめくるとなにか絵や言葉が書いてあるだけのものもあって、 レゴのおもちゃが少しずつ入っていて全部あけるとクリスマスのジオラマが出来上がる豪華版、 お母さんの手作りで数字のポケットに小袋に入れたチョコやキャンディーを仕掛けるといった 素朴なものも可能です。 ドイツでは、子供がニコラウスからのプレゼントをもらえるのが 12月6日の聖ニコラウスの日。 アドヴェンツカレンダーをめくるようになると、 子供にとっては プレゼントの日までのカウントダウンのように感じられるのでしょう。 ![]() |
子どもを連れてデュッセルドルフのクリスマスマーケットへ ![]() デュッセルドルフの市庁舎前広場は 人口60万人という街の規模に比べて とってもちんまりしていると思います。新興都市の悲しさ。 だから、クリスマスマーケットのスペースが足りなくて、 露店が道にどどっとあふれて 商業地区まであふれだしているのです。 こんな感じ。 ![]() クリスマスマーケットの露店は、 日本のお祭の夜店を見慣れた目にはびっくりするような しっかりした造りの長屋状の三角屋根の小屋で、 それぞれ電飾でぴかぴか光っています。 食べ物を売る露店もあれば 地元の商店が出店しているのもあるし、 郊外の商店が出店しているのもあって、 有名なクリスマスグッズ店、ケーテ・ヴォルファルトの店は長屋ではなく 立派な一戸建てでした。 ライン川のほとりにある市庁舎前広場を出発点に、 旧市街を突き抜けて 商業地区を流れるクリスマスマーケットに出店する商店のヒュッテ・・・ 途中、いくつかの広場に「小屋だまり」を作りながら それは上空から見たら、きっと光の川とも形容できるでしょう。 ところどころに点在するメリーゴーラウンド、(ミニ観覧車や汽車ポッポもあったりする) ドイツ語で言うところのキンダーカルーセルは うちの子供たちが何より楽しみにしてるものでした。 デュッセルドルフのメリーゴーラウンドは、 乗り物は馬でなくてくるま。 乗用車、バイク、トラック、消防車、バスがぐるぐる回っています。 カルーセルに乗ることだって、車を運転するのと同じ動詞fahrenで表現します。 冬場は幼稚園のお友達が風邪でダウンして、遊び相手にこと欠いてしまうので 子供たちに帽子、マフラー、手袋、防寒ブーツ、ズボンの重ねばきでしっかり防寒し 自分も熊のように着ぶくれて クリスマスマーケットに出かけます。 6回分のチケットをまとめ買いして長男に2人分として渡し、 「3回ずつ乗ってきていいよ」と言います。 にぎやかな音楽とともにカルーセルがくるくる回り、 その周りには保護者が子供を見つめて立っていて、時折手を振ったりします。 カルーセルの周辺には、ポンフリやヴルストやグリューヴァインなど 食べ物の屋台が多かったような気がしました。 ![]() これ小さいですね。乗り物を2重3重に装備してる大きいのも出ます |
長い土曜日 ![]() 何が長いって?・・・商業施設の営業時間が延長になるんです。 ドイツの商店は通常、最長で平日は8時まで、土曜日は4時まで、が決まりです。 この、土曜日4時まで、がいまひとつ都合が悪いのです。 何が都合が悪いのかというと、 レストランの夜の営業が6時からのため、 土曜日、ショッピングが終わった後、居場所がないので いやでも一度帰宅しなければならない。 すると夫が「もう出かけたくない」と言い出し、 せっかく確保した食料をその週末に消費してしまうことになるのです。 でも アドヴェント中の4回の土曜日はLanger Samstagと言って 営業時間が6時まで延長されます。 そうすれば土曜日はまず中心部でお昼を食べてからショッピングを始め、 6時に夕食を外食して帰宅することが可能になります! (冷凍食品もクーラーバッグがあれば大丈夫!) しかし、ここに立ちはだかるのが、 買い物嫌いの夫。 さあ6時まで買い物だ♪とうきうきしている私に 「あ、今日、××さんちに招待されてるから」 「・・・?買い物は?」 「午前中スーパーにちょこっと行けばいいだろう」 と、冷や水を浴びせるようなお言葉。 そのほかにも、あれやこれや理由をつけて買い物を渋り、 私自身がある程度子供から手が離れるようになる3年目までは うちの子どもたちにクリスマス・プレゼントも用意できなかったのでした。 仕方ないか。異教徒だもん。 ![]() |
ニコラウス ![]() ドイツのクリスマスで、あれっ?と思うのは、 サンタクロースがやけにズルズルしたものを着ていること、 サンタクロースのようでちょっと偉そうな姿の人形がいることです。 サンタクロースの原型とされる聖ニコラウスは4世紀頃の人で、 子供の守護聖人です。 12月6日が聖ニコラウスの日で、 ドイツの幼稚園では、この日ニコラウスからのプレゼントを貰うそうです。 一方、ヴァイナハツマンと呼ばれる、いわゆるサンタクロースも クリスマスシーズンにはあちこちで見られます。 青い服のヴァイナハツマンを見たこともあります。(何でしょう?) どちらも子供におもちゃなどのプレゼントを持って来てくれる人ですが、 ニコラウスは12月5日の晩、 ろばにおもちゃを積んで運んでくるそうですが ヴァイナハツマンの場合はトナカイの引くそりに乗って 12月24日ないしは25日にやって来るそうです。 クリスマスシーズンにはニコラウスの姿のいろんな大きさのチョコを売っています。 ある日、バスに乗ったら、知らないドイツ人が近づいてきて (検札?)と思っていたら 子どもに小さなニコラウスのチョコレートをくれました。 どうもRheinbahn(デュッセルドルフのバスと市電の会社)からの クリスマスプレゼントだったようです。 ![]() |
アドヴェント(Advent:待降節)![]() クリスマスのお話を、一体何から始めたらいいのでしょう。 日本では、クリスマスは12月24日のイヴと、25日の両日のこと、あるいは 祝日である天皇誕生日の23日あたりまで「なんとなくクリスマス」ということで 恋人たちがレストラン(など)に行ったり、子供がプレゼントをもらってケーキを食べる日 ・・・というのが一般的でしょうか? ドイツのクリスマス・・・Weihnachten(複数形!)は25日と26日の両日が法定休日で、 さらに24日の午後からは商店も閉まってしまうし、 市電やバスのような交通機関も運休してしまいます。 (タクシーは、クリスマスシフトを組んであるので呼べばちゃんとやって来ます) 9月頃からすでにスーパーではクリスマス用のチョコレート菓子が専用のコーナーに山積みになっていますし、 11月11日の聖マルティン祭が過ぎると、 クリスマスまで約40日と、ちょうど復活祭の前のレント:4旬節に対応するので クリスマスまで一直線!という感じもなくはないですが やはりクリスマスシーズンは待降節をもって始まると考えるのがいいでしょう。 キリスト教の考え方では、 聖書により救い主の誕生はすでに予言されていたので、 4週間あまりの待降節は、「その日」の訪れを期待して待つ、宗教的にも重要な期間なのです。 アドヴェントには「この日から!」といったはっきりした始まりはあまり感じられませんが、 12月25日の4つ前の日曜日が1.Adventssontag:アドヴェント第1日曜となり、 その直前の週末頃からドイツ各地の街でクリスマスマーケットWeihnachtsmarktが立ちます。 アドヴェントはあちこちに光がともされる光の祭りの季節であり、 プレゼントや住まいを飾りたてるための買い物をするためのショッピングシーズンであり、 クッキーやチョコレートがあふれるお菓子のシーズンなのです!! 24日にクリスマスマーケットが終わって街が静かになり、 クリスマスの祝日を迎え、年越しをして、 1月6日の顕現節Dreikoenigsfest(州によって祝日と平日のところがある)が終わり、 1月の中旬ころ用済みのクリスマスツリーが街かどに積み上げられているのを見て、 (収集日が決まっているのです) クリスマスシーズンは終わります。 そして第5の季節――カーニバルを迎えます。 ![]() Adventskranzです。 平置きのリースに4本のろうそくを立てて、来客時や、Adventssontagごとに火をともします。 でも上手に作らないと、ろうそくが傾いて燃えたりします。(笑) |
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聖マルティン祭 夏時間から冬時間になり、日ごとに昼間の時間が短くなり、 いよいよドイツの寒く長い冬が到来する、と思う頃 ちょっと楽しい子供のためのイベントがあります。 デュッセルドルフでは、聖マルティンの祝日、11月11日の前後に 子供たちの提灯行列があります。 教会が主催する宗教行事ですが、子供のための行事だからか 日ごろ教会に縁のない異教徒の日本人(やトルコ人など)も参加することができます。 提灯行列が近くなると、私たちの場合はアパートにいる日本人の分の寄付金をまとめ 地区のカトリック教会に渡し、引き換えにカードを受け取ります。 これは、行列のある日、聖マルティンからのプレゼントを貰う引換券になります。 日系の幼稚園や小学校でもラターネ(Laterne、提灯)を作ります。 このラターネに、スーパーやデパートなどで、豆電球のついた釣りざおのような形の 電灯を買って取り付けます。 ドイツの電池は持ちが悪いので、子どもがはしゃいで行列の始まる前から 電池を消耗させないよう気をつけるか、予備の電池を用意したりします。 地区によって提灯行列の出る日が違うので、 小学生など日本人学校のある地区のと、住んでいる地区のと2回参加する子もいます。 他地区で、たまたま提灯行列のため夕方のバスが運休になるのを知らずに出かけて バスが来なくて結局歩いて帰ったりしました。(あまり遠くでなくてよかった)(^^;)A さて当日。 提灯行列の始まる前、まだ明るい時間に 教会まで聖マルティンからのプレゼントを貰いに行きました。 そこには聖マルティンに扮した人(クリスマスの聖ニコラウスの衣装とそっくり)が待っていて、 にこやかにかなり大きな紙袋を渡してくれます。 中にはりんご、みかん(Clementinenという、温州ミカンのようにむいて食べるみかん) 駄菓子、Weckmannと呼ばれるパイプをくわえた人型のパンが入っていて、 二人分を持たされると結構な重さです。 このWeckmannは聖マルティン祭が近くなるとパン屋さんでも普通に買えますが、 うちでは食べた後のパイプが テレタビーズの番組の終わり頃に出てくる潜望鏡として再利用されました。 ![]() そして暗くなる頃、 寒くないようにきっちりと着込んで 子供たちが手に手に自分の作ったラターネを持って 同行するマーチングバンドの演奏にあわせてラターネの歌を歌いながら 灯りをともして地区を練り歩きます。(もちろん保護者も) 最後に教会の前で、聖マルティンの伝説―― 騎兵だったマルティンが雪の中でボロをまとった乞食と出会い、 自分のマントを剣で半分に切って与えたという場面を演じて 行列が終わります。 この後、子供たちは小グループに分かれて 個人宅や商店の前でマルティン祭の歌を歌い、 ごほうびにお菓子を貰って歩きます。 昔はアパートの上の階の家まで子供が押しかけて行ったそうですが、 私たちが参加した時には商店や一戸建てを巡回しているようでした。 行列に参加して練り歩くのがしんどい向きには、 このお菓子を貰うところから参加するショートカットの手合いもいます。 聖マルティン祭の時期にはガチョウ料理を食べます。 これにも伝説があって、 トゥール大司教になるのを嫌って隠れていた聖マルティンの居場所を ガチョウがガアガア鳴いて人々に教えたそうです。 ドイツ料理の店で、季節のメニューとして食べられるので 試してみてはどうでしょうか。 ![]() |
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スーパーマーケットにて デュッセルドルフのうちのアパートから一番近いスーパーは、 ちょうどバスの一区間分の距離で、 食品、食器、電気製品、衣類、玩具などなどを売っている大きな総合スーパーでした。 夫が掃除機の本体のみを買ってきたのも、ここです。 仮に名前を「A」としましょうか。 後に買収されて名称変更しましたが。今ごろはどんな風になっているのでしょう。 日本人の多い地区にあるという場所柄、 スーパーの一角に日本食のコーナーがあって 米、味噌、海苔、麺ツユ、お茶をはじめ、冷凍ケースには納豆、練り物、うどんなどそろっていて Mitte(中心部)の専門の日本食料品店に行かなくても、そこそこ買い物ができました。 1軒の店で買出しがほぼ完了するのは、ものぐさ夫にとってはありがたいことです。 しかし夫同伴の買出しはせいぜい2週間に1度、 あとは自分で何とか必要なものを買ってこなければいけません。 自分では運転をしないので、一区間でもバスを使いました。 1時間に1本きりというダイヤですが、地下鉄・バス・トラム共通の定期券があるので便利です。 ドイツのスーパーの大きくて重いカートに、山盛りに買い物をします。 肉、野菜、チーズ、水、ジュース、アイス、お菓子、パスタ、紙おむつ・・・・ このスーパーで売っているショッピングバッグ(大)にだいたいおさまる分量です。 (足りなそうな予感がする時はリュックも利用します。) 持って歩くなど論外の重量になりますが、 よろよろと店の前のバス停まで行き、 5分か10分待ってやって来るバスに乗り、 ほんの2分バスに乗って、アパートの前のバス停で降りて、 またよろよろと買い物袋を持って歩いて、エレベータなしの2階のわが家へたどり着き、 買ってきたものを分類して収納して ・・・倒れます。 ドイツ生活も慣れてきて、 トラブルがなければ一人で買い物やレストランの注文がこなせるようになっていた頃のある日。 スーパー「A」でいつものように買い物をして、 レジのベルトコンベヤに買ったものを並べ 会計が済むのを待っていたところ、 レジのお姐さんがシイタケのパックを手に首をひねり、 通りかかった同僚と何やら話をします。 その同僚の女性は、レジの向こうにあるテナントのパン屋のはかりでシイタケ・パックを計量し、 私に告げました。 「このパックは100g入りと印刷してあるが、内容物が100gに足りません。 ちゃんと100g入っているパックと交換してきなさい」 それは、自分で好きな量を量ってシールを貼って買う野菜ではなく、 あらかじめ所定の量をパック詰にして、印刷済みのバーコード付ラベルが貼ってあるものでした。 言われるままにシイタケを買った場所に戻っていくつかのパックを量ってみたところ、 売り場にある全てのパックが表記の量を満たしていませんでした。 ひとつ持ってレジに戻り、レジ係のお姐さんに 「全てのパックが60gか70gでした」と告げました。 お姐さんは一瞬考え、 「それなら2パック持って行きなさい!」と言って 独断でシイタケ・パックをひとつオマケにつけてくれたのでした。 ![]() |
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スペシャル・サービス これはまだ私たちがドイツに来たばかりだった頃。 最初の3週間住んだ「ステファニー」と通称される家具付アパートから 通りを2本へだてたところにマクドナルドがあって、 初めての週末早速行ってみました。 「ドイツ語がわからなくてもマクドナルドでの注文くらいできるでしょ」と チャレンジしてみましたが、あえなく敗退。 (これは相当ショックだった) 夫に「子供用に、おもちゃ付のやつ買ってきて」と頼みました。 日本でいうところのハッピー・セット400円です。 ややあって、彼がおもちゃだけを持って来ました。 「・・・食べ物は?」 「えっ?これだけもらってくればよかったんじゃないの? ハンバーガーとセット?!・・・どおりで変に時間がかかったんだなあ。 何だかごちゃごちゃ言ってて、結局2マルクで売ってくれたぞ」 仕方がないのでもう一度子供用にハンバーガーを買いにカウンターへ行きました。 どうやら、「お持ち帰りですか?Zum mitnehmen?」とか「どのおもちゃにしますか?」とかいう ドイツ語でひっかかっていたみたいでした。 97年当時は子供用のセットはハンバーガーとナゲット、 飲み物はコーラかファンタしかチョイスがなく、 子供用に水やオレンジジュースを別途頼んだりして結構面倒でした。 その後、住まいを移り、夏になり、 デュッセルドルフ旧市街のレストランのテラスで夕食を食べようということで出かけました。 (というか、お子さまがお元気すぎてテラスでしか食べられない) Kinderfreundlich=お子様OKという「C」というピッツェリアを会社の人から教えてもらっていました。 テラス席に陣取り、 子供用にフライドポテトを注文しようとしたら、 フライドポテトはメニューにない、とウエイターさんに言われました。 まだあまり食べない小さな子供にフライドポテトの一皿をとってやるのは ドイツでは一般的なことですが、 イタリア系飲食店では勝手が違うようです。 ついでに物申せば、 「イタリアンレストラン」や「オステリア」という看板の店ではピザは食べられませんでした。 「ピッツェリア」でないといけません。 仕方がないのでスパゲッティやら何やら適当に注文しておきました。 この店は突き出しにピザ生地を小さくまとめて焼いたパンがひとカゴ、 ハーブ入りにんにくバターとともに最初に出てくるので 3歳児なんてそんなもんでも構わんのです。 と、ジャガイモを輪切りにして揚げた一皿がテーブルに置かれました。 「・・・わざわざフライドポテトを作ってくれたの?!!」 メニューにないのに! その、 子供がほおばるにはあつあつすぎる揚げイモが、 夏でもうすら寒いドイツの長い夕方と、私たちのハートを 一時温めてくれたのでした。 ちなみに、 それ以降子供にはピッツァ・マルゲリータを毎回注文するようになったので、 特製揚げイモはこの時限りです。 |