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Ricercare a 4 voci del octavo tono
Vincenzo Galilei(ca.1520-1591)


作曲者、ヴィンチェンツォ・ガリレイは
「地動説」で有名な天文学者ガリレオ・ガリレイの父といえば理解が早いでしょう。
リチェルカーレとは、リュート、チェンバロなどのための自由な形式の器楽曲をさし、
ルネサンス的な模倣による対位法的書法を取り、
いくつかの動機(短い旋律)が変化しつつ、全体は一定のテンポと調性により統一性を保持します。
反物商のかたわら作曲家・音楽学者であった父ガリレイは、
若い頃リュートを学び、複数の音楽上のパトロンを持ち、
たとえば1578-79年にはしばしばバイエルン公アルブレヒトの居城に滞在したそうです。
フィレンツェのバルディ伯のもとで「カメラータ」と呼ばれるグループに参加し、
新しい音楽の方向性を探ります。
ガリレイは生涯にリュート曲集や音楽理論を出版していますが、
1581年の「古代音楽と現代音楽に関する対話」が最も重要なものです。

このリチェルカーレに見られるような複雑なポリフォニー形式から
新しい、聴く者のための音楽をグループ「カメラータ」は目指しました。
歌詞が聞き取りやすいモノディ形式、
歌詞のアクセントを生かした旋律、
そして古代ギリシャ演劇の再現というテーマのもとに研究を重ね、
ついにバロックオペラの登場を見ます。

この時代、
音楽学は天文学とともに七自由学科のうち自然科学に分類され、
音楽理論は数的調和を通して宇宙の調和を追及する学問であったことを
付け加えておきます。