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Kirie from "Messe de minuit pour Noel" by Marc-Antoine Charpentier(1643-1704)
Kirie eleison.
Christe eleison.
Kirie eleison.
主よ、憐れみたまえ。
キリストよ、憐れみたまえ。
主よ、憐れみたまえ。
「真夜中のミサ」よりキリエ:マルカントワーヌ・シャルパンティエ
キリスト教徒は12月24日、クリスマスイブの日の夜、教会に行って
遅い時間のミサに出る習慣があります。
歌詞だけ見れば、特にクリスマスに関係ないように思われるこの作品が
クリスマスの音楽でしかありえないのには
そんな理由があります。
オーケストラによる華麗な伴奏のついた
「クリスマスのための真夜中のミサ」曲は、
ミサ通常文といわれる一般的な歌詞に与えられた音楽です。
フランスの伝統的なキャロルのメロディをモチーフに、
当時の宗教曲の技法である対位法を用いて発展させています。
彼が若い頃ローマで学んだイタリアの音楽のスタイルと
フランスの宮廷音楽を巧みに結びつけています。
この「キリエ」は、3行からなる歌詞により、急・緩・急の3部構成になっています。
歌詞は短いですが、繰り返して歌われるため、曲は結構長くなっていることに注目してください。
バロック期のフランスを代表する作曲家、シャルパンティエは
若い頃イタリアで音楽の修行を積み、
フランスに帰ってからは
バッハやヘンデルの生まれた頃には、パリの聖ルイ教会の音楽監督になっていました。
この、イエズス会の教会での業績により、
シャルパンティエはヨーロッパで最も重要な教会音楽家のひとりになり、
さらにはサント・シャペルの音楽監督にも指名されます。
「ミサ曲」とは、
「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の
ラテン語による5章の歌詞(ミサ通常文)に作曲した組曲形式の教会音楽です。