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雑感



常用漢字の範囲を越える漢字群を学ぶことに何か意義があるでしょうか。

「1級準1級はいわば趣味だから」と言い切るには、地名人名を含めて日常目にする文章にたくさんの常用外漢字が入っています。はっきり言って、常用漢字の知識だけでは日本語の読み書きに不足なのです。
だとしたら、古文でしか使わない言葉とか漢文でしか使わない言葉を適当に混ぜ込んで出題する準一級・一級の試験が一体何を我々に要求しているのかイマイチ不明です。教養を深めて欲しいのか、実践的な漢字の知識を補強してほしいのかとても曖昧です。というのは、ごく一般的な内容の本の中ですら、準一級の配当漢字を全て使ってもなおカバーしきれない表現が残るのです。(たとえば、躊躇・揶揄・猥褻・鎬)他方、準一級配当で日常ほとんど使わない表現もゴロゴロしているわけで、準一級・一級という区分、またJIS第一水準・第二水準という区分は実にテキトー、文章表現の実態に即していないんじゃないかなあと思うのです。

ただ実際に勉強してみると、明らかに自分が漢字慣れしたことを感じまして、漢字の多い小説を読むのが苦でなくなりました。特に、中国を題材にとった書物は、人名から地名から見慣れない漢字のオンパレードですが、この漢字群が読書中だけでも頭にとどまりやすくなりました。正直、頁をめくったとたんに登場人物の名前の読み方を忘れているくらい漢字に弱かったのが、何とか心の中で音読しながら読み通すことができるようになる。昨今出版点数は増えているものの、自分が楽しんで読める本は減っている印象があります。読める本のジャンルを広げるのは安価で簡便な娯楽のためにも良いことじゃないでしょうか。

つまり漢検準1級の問題もしくは問題集からは、「もっと本を読め」「このジャンルの本を読め」「読書の質を変えろ」という圧力を感じていることになります。
明治大正の文豪の文章の抜粋を問題にするくらいですので、そういう本を読め、というのは簡単に察しがつきますが、準1級配当漢字をざっと分類してみますと。

・文豪系
・中国史・漢文系
・古文系
・医療系
・仏教系
・雑学系

となりますでしょうか。雑学系というのは、魚へんとか魚へんとか鳥へんの漢字のつもりです。
漢文系の漢字や熟語が多いのは、実はビジネス書です。四字熟語にはオヤジ魂に訴えるものがあるのかもしれません。


結論。自分は読書に必要な漢字力・語彙が足りなかったことがわかりました。
今後も楽しく本を読んで暮らしたいと思います。






受検後の感想・・・

何冊も問題集やったけど、その中に出てこなかった漢字が本番で出題されてた・・・うげ。
さらに今回、 四字熟語で5級相当の熟語が出題された。漢字はやさしいが、知らない物は書けない。出題範囲を盲信してると足をすくわれる。
でも、「失敗ノート」は効果ありますよ。





合格後の感想NOV17.2005new

よがっだ〜〜〜〜・・・
しばらく休みたいです。1級はいつか気が向いたらチャレンジするかもしれません。
多分その前に子どもにつきあって英検を受けるような気がします。

ところで、古い文庫本を読む機会がありました。だいたい1990年迄に出版された本は、今の本よりふりがなが少ないです。すると、準1級に出題される程度の漢字でも、本をよく読む人なら問題なく読めていた。では、準1級の問題はすごく難しいとは言い切れないですね。日本人の漢字運用能力が目を覆いたくなるほど弱ってるのです。



<<勉強の仕方   読書が大切?>>



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