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ニュージーランド旅行記5


12/31

今日は市内見物。

きのうのピザがこたえて、さすがの子どもたちも朝食でハシ(本当はナイフとフォーク)が進みません。今日がホテルで食べる最後の朝食なんですけどねえ。
子どもを部屋にお留守番させて夫と二人でレンタカーを営業所に返却しに行きました。道中夫がきのうの夕方このクライストチャーチのわかりにくい道でどんなに迷って苦労したかを語ってくれますが、地図をねえ、ちゃんと見ればよかったんじゃないんでしょうか。
心配した延滞金も払わずに済んで、鍵を返してバイバ〜イと出てきてしまいました。いえ、最後にちらっとレンタカー返したくないなあとか思ってしまいました。ニュージーランドいいとこ何度でもおいで、リピーターが多いのもうなずけます。帰り道は本当に歩いて5分。朝はやや雲が厚かったのがどんどん明るくなって今日もいい天気になりそうです。

子どもを連れ出して出発。
最初に夫が「南北が逆になった世界地図が欲しい」と本屋へ行きました。昔人に見せてもらったその地図が非常にうらやましかったのだそうですが、一体何十年前の話でしょうか。本屋の店員に尋ねても「そんなものは売ってない」とのことでした。
本日はお土産の買出しも兼ねているので、大聖堂広場前にある土産物店へ行きました。紙の地図でなく、「南北が逆になった世界地図」のプリントのティータオルがあったのでそれを購入。

トラムの軌道に沿って歩いて行きます。一応目標はArts Centreと呼ばれる古い建物で、昔のカンタベリー大学の校舎を観光用に整えたものらしいです。エイボン川にかかる橋を渡って進み、Worchester st.とMontreal st.の交差点のところに近代的な建物のChristchurch Art Galleryクライストチャーチ美術館があります。振り返って大聖堂を見ると、ビルやホテルが手前に建ってるだけでもう尖塔がよく見えません。本当にこまい大聖堂です。美術館には入りませんでしたがここのカフェの名前が"Alchemy"ちうことだけさり気にチェック(笑)
交差点の向こうにもう庭付き一戸建てが建ってます。クライストチャーチの市内ツアーのひとつに、個人の家庭の庭を回って見学するというのがありますが、それくらい一戸建てばっかりなところなのです。

さてカンタベリー大学移転跡にあるアートセンターとは何か。

ニュージーランドのアート作品とかクラフトとかが買えるところで、劇場やカフェが併設されている、そゆことです。静かで気持ちのいいところなので散策します。石造りの建物はグレーの石に白石がアクセント。学校は赤レンガという刷り込みがあるのでちょっと変な気分です。カンタベリー大学は、世界で初めて女子学生に学位を与えた大学であるというパネル展示がありました。このカフェのテラスにいるとカモメが飛んできます。
私は中庭が好き。修道院の回廊だったらもっと好き。でもここは教会関係と違ってリラックスした雰囲気のある場所です。

ぽやんと一周してRoleston av.にあるカンタベリー博物館に入りました。入場無料。(寄付歓迎)クリスマスホリデーの企画で、館内に10個以上20個以内のサンタクロースの人形が置いてあるのを正しく見つけたら云々というゲームをやってました。まあこちらは旅行者で正解の特典の恩恵にあずかることができませんから解答用紙は取らないで、でも子どもにサンタさんを探してごらん、と教えます。さっそく最初の展示室で天井の近くのくぼみにはまっていたサンタを発見。ほかにもこんな風に展示ケースの中に置いてあったり。
ここの展示内容は、自然科学と歴史の両方にわたっていて、マオリの古い生活、入植者の生活、地質とか自然とか新しいものではエコロジーとか、南極探検の資料とか。思えばスコットもアムンゼンも今はあまり知られていません。流行ってないんでしょうか。4階がカフェになってます。カンタベリー博物館はハグレー公園の植物園に隣接しているのできっと眺めがすばらしいでしょうが、3階の公園に面したフロアが休憩所になっているのでそれなりの景色が楽しめます。ここは馬の模型とか古い自転車に乗っかることができるので、展示品を見学するだけでは気がすまない、体験タイプの好きなうちの小僧には楽しくてよいです。すごく貴重なものが置いてないかわりに展示は大雑把で気楽です。だいたいサンタ探しに夢中になってるニュージーランド人の子どもが大声で仲間を呼びながら走り回っていましたから…一部有料施設がありまして、後で来ようねなんて言ってたらそのまま忘れてしまいました(笑


おとなりのハグレー公園植物園へ。と言っても入り口近くにいただけです。写真の建物がカンタベリー博物館。大聖堂も大学もみんなこんな感じ。
妙に低いところから枝分かれしている不思議な木が多くて、そのうちのひとつはまさしくこんもり緑の円錐をどんと芝生に置いただけのような姿で、内部に入ってしまうとまるでジャングルジムのように遊べるのです。お子様が遊びに飽きるまで滞留。


ランチ。
アートセンターまで戻って奥のほうにあるDux de Luxというベジ&シーフードレストランに行きました。
ここはカフェテラスがあって、お天気が良ければ外で食べられます。というかほとんどの人が外で食べてました。レストランといいましたがオーダーは店内のカウンターに行って自分で注文するのです。ウエイターさんが料理を持ってあっち行ったりこっち行ったりしているので、セルフサーヴィスの嫌いな夫がとりあえず座ったテーブルでオーダーを取りに来てくれるのを待とうとするんですが、よく見ると番号を振った背の高い三角の旗の立っているテーブルがあちこちに。「あれってさあ、オーダーは自分で行ってして、後で料理を持って来てくれるんだと思うよ〜」と言って、ようやく夫が子どもたちを連れて重い腰を上げました。私はお留守番の荷物番。テラスの一角に特設ステージを作っている最中です。今日が12月31日であることをようやく思い出しました。今夜はここでも年越しのイベントで騒ぐのでしょう。参加したいのは山々ですが何しろ明日は4時起きだしねえ…
注文を終えて3人が帰ってきたところで私も食べ物を買いに行きました。オーダーしたい人たちが並んでます並んでます。天井の高い壁にメニューがずらあと並んでいますが、夫たちと注文の時差があるので、カウンターのガラスケースの中に用意されていて待たずに食べられるチャバッタのサンドイッチとパスタのサラダを買いました。飲み物は水でタダ。ありがたい国です。
テーブルに戻ったらもう夫たちの料理が届いていて、子どもたちはお子様セットのピザとチップスを食べていました。夫はシーフードのサラダ。

お土産を買いましょうということで大橋巨泉の経営する土産物店OKショップへ。中心街のいーい場所にあります。安いお土産を買うには日本人向けのお店が断然便利ですねえ。もちろん日本人の店員さんがお世話して下さいます。温泉の泥で作った石鹸とかクリーム美容液等の基礎化粧品が各種取り揃ってました。子供向けに$100札ソックリのメモパッドとかあちこちに差し上げるためのクッキーとか自分のためのマグカップとか。羊さんの毛で作った暖かい衣類は…う〜ん、要りませんねえ。防寒衣類はすでに持ってますし南関東は暖かいし。子どもが、ひっくり返すと「ベエェ〜〜」と羊さんの声で鳴く筒のオモチャを欲しがったのでしょうがねえなあと思いつつ買いました。軽井沢や清里で牛の声と称して同じ物を売ってるんですが。ここは割引券を持っていくと割引でお買い物ができるんですが、持ってなくてもその場で貰えちゃったりするのです。

やはり年越し用のステージ設営中の大聖堂広場を通ってホテル方面へ行く途中にアイス屋さんがあるのでそこへ寄りました。「俺のは○○にして」と夫が人を使ってアイスを買わせようとするので$2コインを押し付けてキッパリ断りました。子どもの分も買ってやらなきゃいけないんだから大人は自分で自分の面倒見ろつぅの。
ところで旅行会話集ってレストランでの注文の仕方は載ってるのにアイスの買い方は書いてないんですよね。子どもには一玉盛りを頼もうと思ってたんですが兄ちゃんがチョコレート欲しいって言ったら弟も同じのがいいって言うのです。「チョコアイスを一玉ずつ乗っけたコーンのアイスを2個下さい」と「チョコアイスが2玉乗っかったひとつのコーンのアイス」を誤解されずに伝えることができるか?いやマジで1分半くらい悩みました。結局「チョコアイスの一玉盛りのコーンのアイスを一個、それから同じのをもう一個」とか言ってみたら「チョコのsmallが2つッスね?」と聞き返されました。そうかそう言えばいいのか。人間手は右と左と2本しかないのでまず子どもの分を買ってから改めて自分の分を買いました。ここで2玉盛りか3玉盛りか45秒くらい悩んで結局2玉盛りにしました。小心者です。



この日、午後6時にホテルのロビーで夫の知人Kさん一家(日本人)と待ち合わせがありました。
実はニュージーランドくんだりまでやって来たのは、Kさん訪問がメインの理由で、残りの日程は全部おまけのツケタシ。この旅行記を読んだ人は一体大枚はたいて何しに行ってるんだろうと思ったことでしょうなわっはっは。もっともKさんもクリスマス休暇は旅行に使って自宅になんかいないから、クライストチャーチで落ち合うことにしたんですよね。
Kさんの旅のスタイルは、ホテルの予約を取らないでドライブしながらモーテルを泊まり歩くやりかた。人気があって入場制限のあるミルフォードサウンドはさすがに予約したそうですが、後は完全フリー。こういう放浪タイプの旅は野生味があって男性は好きそうですが、後で奥さまがこっそり耳打ちしてくれたのには、「モーテルも満室が続いて泊まるところが決まらないとだんだん雰囲気が険悪になってきてねえ」ですと。まあ長距離ドライブして疲れてきてから宿を探すという場合、一発で決まらないと疲労が累積するでしょうわかります。それから、こういう旅のスタイルの人はたいがい若い時からフリープランに慣れてるものですが、人間年をとると運転能力もちょっとダウンするんですよね。だいたいうちの夫にしても私にナビをさせたがるのは運転しながら標識をさっと見て認識する能力が落ちてきてるからですし、急ブレーキを踏みつけるタイミングも微妙に遅れがちになります。Kさん一家は全員運転されるので交代でドライブできますが、道中1回か2回くらいちっとヤバい事態になったかな? ??いつまでも若いつもりでいるのはお父さんだけ〜♪て。
ともかく皆でぞろぞろとホテルの近くのタイ料理のレストランへ。Kさんおすすめのレストランです。
ところが本日は予約で一杯なんですと。大みそかだから、中心街のレストランで腹ごしらえをしてそのまま大聖堂広場へ繰り出そうって考える人が大勢いるんでしょう。
しかし!「8時半からの予約のお客さんが来る前に食べ終わればOKですよ」とレストランから素敵な申し出をされました。ビバ!エスニックレストラン!タイ料理に詳しいKさんにオーダーをお任せしてディナーの始まりです。
親切なことに再開を祝してニュージーランドのワインを注文していただきました。南島北部のマールボロ地方産の白、ソーヴィニョン・ブランです。美味。ニュージーランドのワインはソーヴィニョン・ブランを選べば大体間違いがないのだそうです。うちがワイパラで買ったのはシャルドネでした。あれはあれで普通に美味しいんですが。
良いワインを揃えているだけあってお料理のほうも美味しいです。トム・ヤム・クン、緑のカレー、黄色のココナツミルク入りのカレー、シーフードのカレー、牛肉と野菜の炒め物etc...皆で料理を取りまわしながら食べます。エスニック物はほとんど食べたことがないですが、長粒種のお米がこれまた美味。ニュージーランドはシーフードが美味しいのです。男性と同席だったので最後に一匹余っていた伊勢海老を遠慮して食べなかったことを今激しく後悔しています・・・!!
ホテルに戻り、落ち着かないお子様たちを部屋に放り込んで(よい保護者の皆さんは真似しないように。大体小学生の子どもだけでお留守番をさせると法律違反で罰金を課せられることもあるのです)バーでコーヒーを飲みながら雑談を楽しみました。今、中国人の投資がものすごいんだそうです。ニュージーランドでは最近商店の営業時間が延長された理由が働きたい稼ぎたい中国人からのプレッシャーなのだそうで、あまり働きたくないニュージーランド人のために休日営業の人件費は平日の1.5倍で、そのしわ寄せが「ナショナルホリデーの飲食費は15%上乗せ」という取り決めらしい。最後、お別れする際にお土産として持ってきた雑誌類をお渡ししました。奥様は毎年ご実家に一時帰国されてるそうですが、エコノミーで飛行機に乗せられる荷物の重量制限は20kgで、重量のある本はなかなか荷物に入れられないし、毎年NZ$の両替レートが高くなっているので取り寄せもお金がかかるし、とおっしゃって、丁寧にお礼を言われてしまいました。恐縮。

部屋に戻り、年越しに集まる人々のざわめきを聞きながらトランクに荷物を詰めて明日は帰途につくのです。





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